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自炊に対する解本
「自身で所有する書籍や雑誌を裁断・スキャンし、デジタルデータに変換(電子化)すること」を俗語として(スラングとして)で自炊と呼ぶところ、事務所的にまたは隠語として解本(かいぼん)と呼ぶことにします。
日本の著作権法では、「私的使用のための複製」(第30条)が認められています。つまり、自分が所有している本を、自分自身や家族など限られた範囲で利用するために複製(スキャン)することは、合法とされています。しかし、「自炊」には、自炊代行などの著作権違反のにおいが生じています。
本はなるだけ電子書籍を購入しています。そして、古い本の電子化は望めそうにありません。デジタルデータに変換することは、たんに、電子化して場所の問題を解消すること・検索に資することを目的とするだけではありません。電子データ上で各本を(各本のある部分を)つなげて(リンクして)コメントを加えることが目的です。そこで、解本(かいぼん、後半は濁る)という用語を用いています。
Zettelkasten
ツェッテルカステン
ツェッテル:ドイツ語でカードや紙の意、カステン:箱の意。
TAKE NOTES!とSECOND BRAINで登場する用語。当然 読書猿さんも知っているはずと独学大全を引いてが書かれていなかった。
ツェッ:小さい仮名・ツェ(拗音)+ッ(促音)だが、kasasagiは、ツエテルカステンと書いたり・音にしているかもしれない(デスコでダンスパーテーと訛るように)。
「メモを追加するたびに、ルーマンはツェッテルカステン内に関連するメモを探して、つながりをつくっています」。(TAKE NOTE!2021,46/233ページ)
つまりニコラス・ルーマンは、新しいメモができるたびに、他のどのメモ(複数可)とつなげる(リンクする)べきか、〈常に判断を繰り返して〉いました。そうした中から、興味の赴くままに集めた膨大なメモを基にして、数多くの論文・書籍を書き上げたのです。
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