「どちらも間違いなく再建の特効薬になり得る保証はない。」
本多さんの語順では、① 長い方を先に・② 句や連文節を先に・③ 大状況を先に・④ なじみの強弱(親和度)になります。したがって、次になります。
『再建の特効薬になり得る保証は どちらも 間違いなくない。』
いっぽう、一見二つの図のどちらかワカラナイと云い、この文にない前後を貸主及び借主は、読んでみるとこれは「ない」の前に「とちらも」を置かなければならない例(検証2)と説明します。

つまり、
「どちらも間違いなく再建の特効薬になり得る保証は ない。」ではなく。
『 間違いなく再建の特攻薬になり得る保証はどちらもない。』というように。
これはどういうことだろうか。もう一つの副詞「間違いがない」は無関係だからこれを除外して次の例文にして検証します。
「Aどちらも再建の特効薬になり得る保証は ない。」
『B 再建の特攻薬になり得る保証はどちらもない。』
この違いは、「どちらも」がどこにかかるか(係り受けの違い)」 にあります。


この違いは上記のようです。そして、私は上記のような表にすることによってようやく「どちらか」の位置問題が理解できるのです。
しかし、次のように〈〉を補ってくれると明瞭になります。
「Aどちら〈と〉も〈が〉再建の特効薬になり得る保証は ない。」
『B c』
本多さんは「どちらも」の位置のみだけに言及するのではなく、このことを云ってもらわないと困ります。そして、アタマに副詞がくると組み合わせ全体になり、直結するとそれぞれ単体になるということがここにあります。
次に間違いがないについてです。「間違いがない」という修飾語は「なり得る」に係ることはできますが、呼応の問題で「ない」には係ることはできません。「間違いなく」は「様態・確信度」の副詞であり、肯定述語(なる、できる、ある)にしか付かないからです。否定を強める副詞には、「まったくない・少しもない・決してない」はありますが、「間違いなくない」はないのです。
したがって、
したがって、問題文の初期値文型は、次の一択になります。
『再建の特攻薬になり得る保証はどちらにもない。』
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