せいほん屋さんが届く(初回作)

ブナぶな考房(福岡県)から製本器(製本キット「せいほん屋さん」)が届きました。よくできています。

https://bunakobo.sakura.ne.jp

注文するとお電話がありました。発送の前に利用方法を訊くという姿勢で関心しました。私も商売人としてそありたいものです。

「10センチ幅を超えるものはないですか?」と尋ねたところ、『ない』とのことそのあたりは自作をすることになりそうです。

ここでは、初回製本作業を感想を書いておきます。

B6版・厚3センチ(512頁)
光沢紙(スキャニングしずらい)、機械が詰まる。

1 各頁が背中に確実に接着させることが肝腎であると見立てました。
1.1 感覚として、くっつくはずがないと思いました。だから、切れ目が必要。そこでノコギリが登場。
1.11 実際、浅い切れ目だと脱落する(糊付けが効いていない)。効いていたとしてもパワフルな使用に耐えられないだろう。
1.2 製本用ホットメルトを使用するのが正解だろう(ブナぶな考房ウエブサイトを見よ)。
1.21 3センチ程度ならいける気がする。
1.22 厚みが10cmとなると背中に丸味を及ぼす必要があるのだろう。しかし、丸味をつくるのは大変(だから、しない)。製本用ホットメルト不使用の限界点を知る必要がある。

1.12 ブナぶな考房同封のダンボールカッター(左)は小さすぎて面倒。そこで、所有のノコギリ(右)にした。それでも大変。本件の切り込み数は6 点、深さは1mm。

2 いちおう完成したものも使用に耐えられないと思う。使用にいたってどこかの頁が脱落するだろう。
2.1 切り込み数は10mm に1 個(多いほどいい)。深さは深いほどいいだろう。